感染者10万人超、5類移行後で初。
厚生労働省は9月8日、全国約5000の定点医療機関から、
8月28日から9月3日の1週間に報告された新型コロナ
ウイルスの感染者数は計101、289人で1医療機関当たり
20.50人だったと発表した。
前週比は1.07倍で、3週連続の増加。
報告感染者数10万人超、1医療機関当たり20人超はいずれも、
法的な位置づけが5月に5類になって以降は初めて。
コロナ病床確保500億円過大交付
厚生労働省は9月8日、新型コロナウイルス患者向けに病床を
空けた場合、医療機関に支払う「病床確保料」について、
令和2年から3年度に岩手、徳島両県を除く45都道府県で
計約504億円を過大に交付していたと発表した。
全額返還を求める。
厚労省によると、患者が入院し、病床を使用した
期間は交付の対象外だが、医療機関が患者の退院日を「空床」
と誤って算入したケースが多かったと言う。
医療機関の種別や集中治療室(ICU)などの病床区分で金額が
異なるにもかかわらず、区分を誤って申請した事例もあった。
これらが過大交付の大半を占めた。
他に、看護師ら人員を確保できず、患者の受け入れを断った
医療機関に病床確保料を支給していた事例が三重県で計
1594万円あった。
既に返還された。