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看護師国家試験・消化管ホルモン

国家試験
  1. 看護師国家試験予想問題

問題 胃液の分泌を促進する消化管ホルモンはどれか。

1. ガストリン

2. コレシストキニン

3. ソマトスタチン

4. セクレチン

 

答え、1

 

[解説]

胃液の分泌調節は、頭相、胃相、腸相の3相に分けられる。頭相は迷走刺激によって、胃相は胃の伸展刺激や内容物によって胃液の分泌が促進される。一方で腸相では、十二指腸から分泌される消化管ホルモンによって胃酸の分泌は抑制される。

①ガストリンは胃幽門部で分泌され、胃粘膜の化学的刺激、迷走神経の興奮によって分泌が刺激される。噴門を閉じるとともに、胃酸の分泌を促進する。

②コレストキニンは、十二指腸で分泌される。胃液の分泌を抑制する一方で、膵液の分泌や胆嚢の収縮を促進する作用がある。

③ソマトスタチンは、膵島や小腸のD細胞から分泌される。胃液や膵液の分泌を抑制する。

④セクレチンは十二指腸から分泌される。胃液の分泌を抑制する一方で膵液の分泌を促進する。

消化管ホルモンの作用

主な消化管ホルモンの、胃、すい臓、および胆嚢に対する作用をまとめておく。

ガストリン

ガストリンが分泌される細胞は、胃前庭部、上部小腸のG細胞であり、働きは噴門を閉じ、胃液を分泌する。

コレストキニン・パンクレオザイミン

コレストキニン・パンクレオザイミンが分泌される細胞は、十二指腸のI細胞であり、胆嚢を収縮し、膵酵素(膵アミラーゼ・トリプシン・膵リパーゼ)の分泌をする。

セクレチン

セクレチンが分泌される細胞は、十二指腸のS細胞であり、幽門を閉じ、胃液の分泌を抑制する。さらに胆汁を産生し、膵液への水・重炭酸イオンの分泌を司る。

ソマトスタチン

ソマトスタチンが分泌される細胞は、胃や十二指腸および膵D細胞であり、ガストリン・セクレチン・胃液・成長ホルモン・インスリン・グルカゴンの分泌を抑制する。

蠕動運動

蠕動運動も、頭側・尾側で反対に作用するが消化管ホルモンも、分泌臓器よりも頭側では内臓の活動を抑制し、尾側では内臓の活動を促進する傾向がある。内容物は蠕動運動によって移動するから、すでに通過した部位の活動が低下するのは合理的である。

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